「ま、葵衣はしぶといから頑張って!」
「協力してくんねーのかよ!?」
「そりゃ、少しはね?」
涼太君は、ニッて笑ってヨロシクな!って言うと隣の席に戻って行った。
やっぱ、顔は可愛いんだよね…
葵衣は、姉御肌ってよく言われてるから男らしい人が好きなんだよね。
「アーサ!さっきの人…」
涼太君が居なくなると、直ぐに戻って来た葵衣。
「ぁ、清水涼太って言う人!友達になったんだよ~」
いちを、アピールしといてあげたよ涼太君。
「可愛いらしい子だね?弟みたい!」
葵衣には、年の離れた3才の可愛い弟ちゃんが居る。
だから、涼太君みたいな可愛いらしい男の子を見ると弟ちゃんみたいにしか見なくなっちゃうみたい。
涼太君、道は険しそうだよ。
私が、チラッと涼太君を見るとこの会話が聞こえてたのか沈んでる様に見えた。
それから、皆で二次会だ~何て言ってカラオケに行って解散した。
このクラスの皆と、これから楽しくやって行けそう!
そう思えるくらい、私は今日かなり楽しかった。
後は恋も奇跡起きないかな。