パピヨンの事件は
さほど大きくならず
尼寺と三好の処分も特になく処理された
恭介がずいぶん働いたらしい
尼寺は
1週間入院することになった
入院してから
初めて
見舞いに来た俺たちは
ベットに横たわる
尼寺の姿を見て
痛々しさに言葉を亡くした
「…尼寺?」
「…あ…みなさん!」
嬉しそうに体を起こそうとする
尼寺を制してそのまま寝かせた
「このままですみません。」
「気にしないでください。
病人は寝るものです。」
恭介の言葉に尼寺はほほ笑む
血のにじんだ口角が
痛々しかった
「尼寺…俺たちは友達だよな?」
「はい。
友達です。」
「だったら
何も言わずにいなくなるな!」
思わず声が大きくなった
肩を震わせた尼寺
その小さな頭を
ゆっくりとなでる
「心配したんだぞ?」
さほど大きくならず
尼寺と三好の処分も特になく処理された
恭介がずいぶん働いたらしい
尼寺は
1週間入院することになった
入院してから
初めて
見舞いに来た俺たちは
ベットに横たわる
尼寺の姿を見て
痛々しさに言葉を亡くした
「…尼寺?」
「…あ…みなさん!」
嬉しそうに体を起こそうとする
尼寺を制してそのまま寝かせた
「このままですみません。」
「気にしないでください。
病人は寝るものです。」
恭介の言葉に尼寺はほほ笑む
血のにじんだ口角が
痛々しかった
「尼寺…俺たちは友達だよな?」
「はい。
友達です。」
「だったら
何も言わずにいなくなるな!」
思わず声が大きくなった
肩を震わせた尼寺
その小さな頭を
ゆっくりとなでる
「心配したんだぞ?」


