「さて。
事は済んだ。
私たちは帰ります矢口さん。」


立花が軽く頭を下げる


「ああ、
わざわざすまなかった。
ありがとう。」


「何言ってるんですか。
銀狼の命令とあればいつでも来ますよ。
妹分なんですから。」


銀狼の妹分
レディース銀狐

レディース界で最速最強のチーム
3代目ヘッドの立花美代子は颯爽とバイクにまたがり
メンバーを連れて走り去って行った


「さて
俺たちも帰りましょうか。」


恭介の言葉に

俺は未だに抱き合う尼寺を
引っ剥がし右手で抱き抱える

それを見て放心状態だった
三好も
同じように健太郎がお姫様の様に抱き上げた


「え?」

「え?」


困惑する二人をしり目に
俺達はバイクにそれぞれを乗せ


俺たちも帰路に着いた