純愛爆走族

「相手は女子です。
手加減してくださいね?」


「努力する。
健太郎!
三好を守れよ!!」


「当然!」



「ヤっちまいな!!!」

パピヨンのヘッドの声を合図に
一斉に飛びかかってきた



恭介は優雅にかわしながら
女の首の後ろをトンと軽く叩く
すると
女はカクンッと膝から倒れ込んだ

首の後ろは気門だ

あそこにまともな衝撃を食らったら
熊ですら立ちあがれない

相変わらず
キザなやつだ…


なんて思いながら
角材や金属バットを交わす

「半端な覚悟で向かってきてんじゃねーぞ
ゴラァ!!

女だからって容赦しねぇ!
どかねぇとぶっ殺すぞ!!!」

慎平の怒号に
女どもは引いていく

広樹も同じく
鋭いう目つきで威嚇していた