男が震えあがった

「ま、まさか
あの…伝説の銀狼!!?」


「あの旗…見えるだろ?」

慎平の旗をさすと

男は胸ぐらをつかんでた手を離した


「そいつ
俺たちの友達なんだけど…
お前…なんかした?」


鋭く睨む


「え?!
そ、そうだったのか!!
いや、お、おれは何もしてない!!
本当だ!」


「ふうん。
…もし…また手ぇ出したら…
ぶっ殺すぞ?!」


「ひぃぃ!!」


少し脅してやると
男はものすごいスピードで立ち去って行き

仲間も
急いで消えていった