「咲良ー!おはよ♪」
「珱ー!!」
「うぉ?!どうしたww」
「昨日良いことと悪いことがあった!!」
「ふむ…悪いことは?」
「おじさんに絡まれた…」
私の話を聞いた珱は、必死に笑いをこらえていた。
「あらー大変だったね…ww」
「笑えないからー!!」
「ハイハイ。っで??良いことは??」
「イケメンに会った!!」
私が言った瞬間に珱が真面目な顔になった。
「ふぅーん♪どこで?!」
「昨日おじさんに絡まれてた時に助けてくれたの♪」
「あらーww咲良ちゃん惚れちゃいましたか?ww」
「まさかーww」
「顔真っ赤なのに?ww」
「えっ!?」
びっくりして鏡を見ると私の顔が真っ赤になっていた。
「咲良ちゃん…それは“恋”ですねぇ??ww」
「恋…??」
「え、その反応はまさか恋愛したことない感じ?」
「ないかも…ww」
「じゃあ初恋やん♪」
「初恋かなぁ…」
キーンコーンカーンコーン
「あ、鳴っちゃった!じゃあ、また後で♪」
(初恋かぁ…恋ってなんだろー)

