冷静に返すと、杏奈に信じられないといった顔をされた。


なに????



「未来はいいの?」


京が未来に向かって、そう呟いたとき、微かに聞こえた声。


「・・・・・・く」



「「え?」」


京と杏奈がかぶった。


「・・・・行く」


蚊の鳴くような小さい声がすると、京も杏奈も満足げな顔をした。


「未来も行くの?よかったぁ~」


私が微笑むと、未来は顔を真っ赤にして、目を逸らした。


「??」


この時もやっぱり、京は呆れ顔。


杏奈は何がそんなに楽しいのかってくらい笑顔だった。



よしっ!夏祭りも4人でいけるし、今年は最高の夏にするぞー!



さっそく、浴衣買いにいかなきゃ!















私と未来がこうして、また出会えたことは、



やっぱり、



運命だったのかな・・・-?