陽が笑ったのが合図だったみたいに、大雅が大笑いしてる。
「おまっ、電柱って……ッヒィ、腹いてぇ」
ご丁寧に涙まで浮かべてやがる。
こいつも海に沈んでしまえ。
「おい、陽。お前、いつからそんなにでかくなったんだよ」
言いながらもまだ笑ってる。
「なにさ!なにさ!あたしの気持ちを正直に言っただけだよ!」
半ギレ状態のあたし。
「いや、いいんだよ。お前、おもしれーから」
うれしくねぇよ。
「あれ?何人か足りなくない?」
昨日、あたしが会ったのは5人。
ここにいるのは大翔と陽と大雅だけ。
爽やか君と、女嫌いのプリティボーイがいない。
「あとの2人は?」
「おつかい」
まじか!?



