「そのあとね、」 「待て、続きあんの?」 「あんのよ。それが」 申し訳ないね。 むしろこっちが本題に近いよ。 「シュークリームを落としてしまったのだよ」 「……はじめから話しなさい」 とにかくあたしは出来る限り始めから詳しく話した。 ――――――――― 「驚きだね」 「だよねー」 あはは、と笑えば、 「笑ってんじゃねぇ」 と厳しいお言葉と愛の鉄拳を頂いた。