武が欲しいのはただ1つ。 “昔”だけ。 今の自分の環境は昔から覚悟していたから別にどうってことない。 ただ、我慢ならないのは、昔友達だったのに、ライバルになってしまった“今”が気に食わないのだ。 武は誰よりも優しいんだ。 彼の心をしめている思いはこの一言で表せる。 “争いたくない” そのために、争いたくないから、亜美と結婚する。 亜美を嫁にしてしまえば亜美の会社とは争わずにすむ。 そして武は信じている。 昔のようにみんなで笑いあえるって。