「おーわった」

どうやら大翔の体についてのお勉強は終わったもよう。



ヤンキーたちも今まではきちんと集中していたのに、1人が終わり、休憩に入ったとたん、それが気になりだして、課題が手につかない。


そんな時だった。


トントン


颯太の部屋がノックされた。


「入るわよー」


楽しそうに飲み物を持ってきてくれたのはさっきみた颯太のお母さん。


ただし、フリフリのエプロンを身につけている。


「……あ、あははは」


とりあえず、わらっとこう。


「……まじで歳考えろよ」


「何?」


「いいえ、何でもありません」


颯太が即効謝った。


颯太母、こぇー。



「はい、いつもの持ってきたわよ」


そういって見事に切り替えた颯太母はテーブルに白い飲み物をおいた。


「これは……牛乳?」


「そうよ」


当たり前じゃない!みたいに言われた。
だから、


「ですよね」


って言っちゃった。




颯太母が出ていったあと、陽がカバンをごそごそしはじめた。


そしてそれを嫌な予感を抱えつつ見守っていれば出てきたのは、シュークリーム。


やっぱり