「ね、これなら出来そうじゃない?」

ユウが画面を指差しながらタクヤに言う。

「ん~、でも、なに預かるんだろう?」

「それは書いてないね。
たぶん、引っ越しとかで一時的に預かってほしいんじゃない?」
タクヤの問いにユウが画面を眺めながら答える。

「ま、確かに預かるだけで10万円は魅力的だな。」

「じゃ、決まり!!
え~と、住所と電話番号と…」

ユウはキーボードで必要事項をどんどん打ち込んで行く。

「送信っと。」

ユウがエンターキーを押してタクヤの方に振り返る。

「これで、後は依頼主さんからの連絡待ちだね。」

「よしゃ、これでPSPに近づいたな♪」

タクヤとユウは笑顔で顔を見合わせた。