「自習課題さっさと終わらせろよ」 それだけ言って、岡原は教台の方へ歩いていった。 くそー、やるしかないか。 やる気が出ないとは言え、自習課題やらないと欠席扱いになるからなぁ。 しぶしぶ青色のお気に入りのシャーペンを手にとる。 「あ、それと佐々木。指輪外せよ。この間も注意したろ」 「……ケチ」 「ケチじゃない」 こっちを見てそう言うと、岡原は自分の担当教科である数学のプリントの丸つけをやり始めた。 手の動きを見る限り、チェックしかしてない気がするけど…