「はい、新マネージャーの石川千晴ちゃんです!みんな、拍手」


グラウンドが拍手で包まれてる。


俺、西城翼の視線はたった1人に向いている。


「あれ、お前が推薦したやつじゃね?」


「あぁ、そうだな」


親友の田辺陸の言葉を軽く返し、視線は新マネージャーの石川千晴に向けていた。



背が高く


肌が白く
ぱっちりとした二重に


ダークブラウンの髪を
風になびかせながら


軽く頬を赤くさせながら


微笑む彼女に目を奪われていた。