「あんなのただの作り物じゃん」 「…ただの作り物が怖いんです//」 「ふはっ! んじゃ、お化け屋敷行くか」 「人の話聞いてたぁっ?!」 「ははっ! 噓だよ、ほら、散歩するんだろ?」 「…//」 完璧バカにされてる…。 「ほら、優」 「…」 直紀は、そっと手をあたしに差し出した。 ──不安そうに