【完】愛する君と、





ここまでくると、さすがの俺でもわかる。

「優、なんかあった?」

「な、ないし!! だ、ダイエット中だって言ってるじゃん!!//」

「ぁーはいはい。もう優の噓は聞き飽きました」

「なっ?!//」

俺は優の両脇に手を入れ、軽く持ち上げた。

「かるっ。これ以上軽くなってどうすんの?」

「な、な、な…//」

優の顔はだんだん真っ赤になっていく。

俺は優を下ろすと、思いっきり、足を踏まれた。

「いってぇ!! なにすんだよ!!」

「こっちのセリフだし!! 変態!! 最低!!」

「は、ぁ?!」

優は「ふん!」とどこかに歩き出した。