そんな事を考えていると、案外、すぐに順番がまわってきた。
俺と優は席に座る。
優を見ると、少し緊張しているようだった。
そんな姿に、口元が緩んだ。
ジェットコースターは、予想以上に楽しかった。
「次、どこいく?」
「ん〜…」
「そろそろお昼だし…飯食うか?」
「ぁ、ぅ、うん…」
「?」
「あたしは、いいや! 朝食さっき食べたばっかだし!」
「はぁ?! 何言ってんだ、ちゃんと食えよ」
「いいって!」
「いくない!」
「いいの! だ、ダイエット中だし!」
「はぁっ?!」
優は顔を少し赤くしながら言った。
…おかしい。

