【完】愛する君と、




女が行きたいところ…そんなの今まで考えた事もなかった。

高校の卒業パーティは遊園地で、真がほとんど仕切ってたからなぁ…。


少しでも真に女が喜ぶ事聞いとくんだった…。


「…なおき?」


「ぁー…ごめん。女が喜ぶのってよくわかんねぇからさ…」

「は…?」


優は「何言ってんの、コイツ」とでも言うような目で俺を見た。

そして、すぐに笑い出した。

「あっははは!」

「…」

「お、女が喜ぶって…! ははっ! ご、ごめん! 止まんない!」