翌日、あたしが起きたのは朝の九時過ぎだ。 「…ん…」 ゆっくりと体を起こすと、下から声がした。 「優チャーン、お迎えが来たよ〜♪ 荷物もって降りておいで〜!」 …? なんだろ…。 あたしは言われた通り、荷物を持って下に降りると、目には信じられない人が立っていた。 「…なおき…?」 「帰るぞ」 険しい表情のまま、あたしの手を握る。 「ちょっ! やっ、離して!」