【完】愛する君と、






な、おき…?



目の前には、直紀と知らない女の人が手を繋いでいる。


大雨の中、傘もささないで手を繋いでいる2人は、目立っている。


「…っ」


あたしは、そんな2人から目を逸らし、直紀の家へと向かった。


「…ただいま…」


いつもなら…


『おぅ! おかえり!』


そう、笑顔で出迎えてくれるのに…。