明らかに優の様子がおかしいのは声でわかる。 俺はケータイを鞄にしまい、雨の中を走って家へと帰った。 鍵開いてんじゃねぇか…!! 「優!!」 部屋に入ると、ソファで踞っている優の姿。 「おい、優! どうした?! 具合悪いのか?!」 「…ぃゃ…」 「…ゆう…?」 「い、や…どこ、も、行かないで…っ!」 「…」 優の目からは、涙が溢れ出していた。