クリスマス当日を迎えた。


「優、俺、大学行くけど…」

「ぇ、早くない?!」

「ほら、早く支度しろ〜」


優は急いで学校への準備をした。

俺は優と部屋を出て、鍵を閉める。


「今日、送れないけど…」

「ん、いいよ! 一日ぐらい、大丈夫だし!」

「ごめんな」

「いいって! それより、オムライス、期待してるから!」

「おぅ! ぁ、今日天気悪くなるから、気をつけろよ?」

「うん!」

「真に迎え頼むか?」

「いいよ、そんなめんどくさい事しなくて」

「いーや、ダメだ! 最近危ないし」

「…直紀は、来れないの?」


優は少し頬を赤くしながら、聞いてきた。