【完】愛する君と、




そうだ…いちよう、言っといた方がいいよね。


「クリスマス後から、千里が直紀に勉強教わりたいらしいんだけど…」

「千里ちゃんが? 別に良いけど…なんで俺?」

「いや…あたしの模試の数学で…」

「あぁ、なるほど。俺も優があんな点数取ると思わなかったからなぁ〜」

「ぁーやっぱり?」

ですよね…もう、キセキかと思ってしまう。

「でも数学ってもう、センスだからさ。一回でもいい点数取ったら、本物だよ」

「…噓だぁ」

「ほんとだって! 本番でもいつもの気持ちで変なミスしなかったら、同じ点数取れる」

「…」

そんなの…信じられるわけないじゃん。

187点だよ…?

「直紀は、本番何点取ったの?」

「188だったかなぁ…」

「…」

もう、ビックリできない…。

直紀の頭の良さは身に染みている。