【完】愛する君と、




直紀の家に戻り、直紀は冷蔵庫から材料を用意し始めた。


「直紀って料理上手だよね…」

「そうか? まぁ、一人暮らししてるからな」

「もう一人じゃないけどねっ!」

「そうだな!」


直紀はニッと笑った。

淡々と料理を進める直紀を、ジーッと見ている。


そうだ。


あたしは鞄からケータイを取り出し、カメラ機能で料理している直紀をパシャリ。


「お〜い、優! なに撮ってんだぁ〜?!」

「んー…なんとなく」

「おまえなぁ…」

「いいじゃん、減るもんじゃないし」


本当に…なんとなく、なんとなく、撮りたかった。