さて、と…どうすっか。

優を起こすわけにもいかない。


しゃーない、運ぶか…。


俺はそっと優を抱っこした。


「かる…」


思わず、声に出してしまうほど。

ちゃんと食ってんのか、コイツ…。


俺は優をそっとベッドに寝かした。


…可愛い。


今更だけど、優の寝顔めっちゃ可愛い。


なんか…小さい子供みたいだ。


いつも甘えないからか、高3だっていう事をつい、忘れてしまう。