「へぇ、可愛い。意外といいセンスしてんじゃん」
「うっせ」
「値段は…高っ!!」
値段を見ると、2万5000円と、見た目より遥かに高い。
でも、全然予算内だ。
「よし、これにする」
「はぁっ?! こんなの、女子高生が持ち歩けるものじゃないよ!」
「いいんだよ。10月の誕生石とか、ピッタリじゃん」
それに、『希望』なんていう意味にも気に入った。
なにより、優に似合いそうだ。
「これ、下さい」
「はい、2万5000円になります」
俺は財布にあった一万円札を三枚だし、五千円のおつりを受け取り、プレゼント用として、綺麗に包んでもらった。

