優は相当驚いたのか、「ぇ、ぁ、ぇ…」と戸惑っている。


「いやぁ、もう、運命かんじちゃうよね♪」

「…ぅそ…」


優の誕生日、10月20日は俺の誕生日でもある。

知った時には、もちろん俺も驚いた。

驚いたし、嬉しかった。


「…これ、本物…?」

「そこまで疑うなっ。正真正銘、本物です」

「…だって、こんな偶然…」

「だから、運命だって♪」

「…キショっ」


優はものすごい顔を歪ませた。