「やっべ、もう4時か…優、そろそろ帰るか?」 「ぁ、うん」 「送ってく」 「ぇ、いいよ! 片付けあるんでしょ?!」 「そんなの真に頼んどいた」 「…」 「着替えてくるから、待ってて」 更衣室のところまで来ると、直紀は更衣室に入って行った。 あたしは、更衣室のドアの前で待たされている。 …なんか、変質者に思われそう。 でも…離れたら怒られそうだなぁ。 15分ぐらい経って、ようやく直紀が出てきた。 「おまたせ」