「なんで、俺を誘ってくれたんだ?」 「だ、だって…せっかく、誘ってくれたし…」 「…そっか。サンキュ、優」 直紀はそっと微笑んで、あたしの頭を優しく撫でた。 その後、あたしは直紀に案内してもらいながら、R大をまわった。 途中、何人かに、直紀がからかわれていた。 「直紀、彼女とデート?」 「ヒュー♪」 「うっせ!」 こういう会話を聞いてると、直紀がここで、どんな風に過ごしているのか、自然と想像できる。