【完】愛する君と、




「じゃあ、ファンが多いんですね」

ファン、ねぇ…。

そんな会話をしていると、制服に着替え終わった優が出てきた。

「じゃあ、優、いってらっしゃい♪」

「うん!」


優は千里ちゃんに手を振ると、いきなり俺に不機嫌な顔を見せてきた。

え、なに…?


「直紀って、ここの卒業生だったの?」

「ぇ、あぁ…そうだけど」


「ふぅん…」


な、なんだ…?


俺は驚きを隠せないまま、優と歩いた。