【完】愛する君と、




「わかった?」


優は、小さく頷いた。

…まだわかってねぇなぁ。


まっ、今はいっか…。

今は…。



「優、何かして遊ぶ?」

「ぇ…」

「それとも散歩でもするか?」

「じゃあ…散歩」

「よっしゃ! …手、握っていい?」



俺よりも、ずっと、ずっと小さな手──。



優が頷いたのを確認し、俺は優の手を握った。