優の方に戻ろうとすると、俺は動きを一瞬止めた。
「あ、の…連れが、いるんで」
「いーじゃん、ってか、その連れがいねーし!」
「一緒に遊ぼうよー」
優は男2人に囲まれている。
そして、一人が優の手首を掴んだ。
その瞬間、俺は1つのココアをその男の頭にぶっかけた。
「その連れ、ここにいるんだけど?」
「な、なんだてめぇ!」
「その汚い手離せ」
「ぁあ? 誰がてめぇの指図なんかきくかよ!」
「最後のチャンスだ、その汚い手離せ」
俺は優の手首を握ってる手とは違う方の手首を強く握った。
「いててっ! けっ! いこーぜ!」
男2人は、違う女をナンパしに行った。
ふぅ…。
海って、ある意味危険だよな…。

