「ぁ、おかえりー♪」 「千里、先生が探してたよー」 夏海ちゃんがそう言うと、千里は何かを思い出したように「やっば!」と叫んだ。 「今日、学年委員が集まるんだった! 優、後でこれ井上達によろしく!」 千里はあたしの手に600円を押し付けて、部屋を出て行った。 「…」 なるべく早くの方がいいよね…。 あたし忘れそうだし。 あたしは井上と坂本がいる部屋へと向かった。 ここ…か。 途中、すれ違う男子達に、ガン見された理由はよくわからない…。