【完】愛する君と、




明石焼は15個で600円っていうお得な値段。


四人とも食べ終わり、あたし達は店を出た。


「どうする? このまま四人でまわっちゃう??」


え…。


「いや、それは無理! 女の子は、女の子で行きたいところがあるの♪」


千里はそう言って、あたしの手を引っ張り、歩き出した。


「じゃ〜ね〜」


「ごちそーさま!」と千里は付け出し、早歩きで2人の前から去った。