【完】愛する君と、




気づいたら、朝を迎えていた。


「優、大丈夫ー? 寝不足?」

「…んー…たぶん」


結局…一睡もできなかった。


「どうする? しばらく寝る?」

「いや、大丈夫…。歩いてれば目も覚めるし」

「そっか。疲れたらいいなよー?」

「うん」


あたしは私服に着替え、千里と兵庫の街に出た。


「はーらだ♪」


ん??