それでも、1日なんてあっという間で、それが気持ちのいい天気の日でかつギターなんて弾いていたら、もう日はすっかり、紅くそまっていました。
彼は、コンビニへご飯を買いに行こうか、もう少し涼しくなってから外へ行こうか、一回寝てから考えるか、はたまたもう飯はいいから酒でも飲むかとひとしきり悩んだ後、自分のお腹がぐぅっと鳴いたのを聞いて、コンビニへ出掛けることにしました。
外に出ると、まだまだ日中の暑さがムシムシと身体を包みます。
彼はタバコに一本火をつけ、歩き出しました。
徒歩二、三分。彼にとってはいつも通りの外出時間ですが、この日は久々に歌ったりして気分が高揚しているようで、少しだけ遠回りをしてコンビニへ向かったのでした。
(ここに公園があったはずだが・・・)
少し外れたところにある、昔よく遊びに来ていた公園の前を通りました。
・・・確かにそのはずですが、もうそこには、なにもありませんでした。
なにも、ありませんでした。
それから彼はタバコを地面に押し付けて揉み消すと。
また、ゆっくり歩き始めました。
彼は、コンビニへご飯を買いに行こうか、もう少し涼しくなってから外へ行こうか、一回寝てから考えるか、はたまたもう飯はいいから酒でも飲むかとひとしきり悩んだ後、自分のお腹がぐぅっと鳴いたのを聞いて、コンビニへ出掛けることにしました。
外に出ると、まだまだ日中の暑さがムシムシと身体を包みます。
彼はタバコに一本火をつけ、歩き出しました。
徒歩二、三分。彼にとってはいつも通りの外出時間ですが、この日は久々に歌ったりして気分が高揚しているようで、少しだけ遠回りをしてコンビニへ向かったのでした。
(ここに公園があったはずだが・・・)
少し外れたところにある、昔よく遊びに来ていた公園の前を通りました。
・・・確かにそのはずですが、もうそこには、なにもありませんでした。
なにも、ありませんでした。
それから彼はタバコを地面に押し付けて揉み消すと。
また、ゆっくり歩き始めました。


