やがて夜は明けるのだろう。
そして誰もが忘れていくのだ。

今日の出来事、昨日の事件、一昨日の災害、いつかの戦争。
そうやって、過去から未来は何千年も何万年も続いてきたのだ。

なにも変わらない。
なにも変わってなどいない。

だからこそ、もしも、もしもと人は口にする。
どれ程の変化さえわからないほどに日々は変わり続けているのに。それが当たり前すぎて気付かないのだ。

この世界の仕組みは、変わることなく続いているのに、
世界よ変われと、願うのだ。