爽やか×S王子様と私の恋




食堂に着いて早々

「で、佐々木と何があったの?!」


なんて友希が聞いてくるから
ゆっくりお昼を選べなくて
結局私のお昼は売店のパンになってしまった。





そんな事でヘコんでいた私を気にもしていないように

「ねえねえ沙季っ!!早く聞かせてよっ!!」


なんていいながら友希は期待に胸を膨らませていた。


私は人目にあまり付かない席を探し
そこに座った。



そしてゆっくりとはなし始めた。




『んーっと...昨日涼とメールしてた時に沙季って呼んでいいか聞かれてそれで私も涼って呼んでいいか聞いてお互い良いってことになったからそう呼ぶ事になったんだ。』



私は簡潔にまとめそう言った。



友希はビックリしたような目で私見つめながら



「ええ!あの佐々木とメールしただけでも凄いのに名前で呼び合うんなんてすごいじゃん!!ってゆうかカップルみたーい笑」



か・・・カップル?!

いやいやいや
そんな訳ないでしょー;;;;;


ってゆうか涼が私なんかに振り向いてくれるわけがないじゃん!!



少しでも期待してしまいそうな自分を抑え込むように自分に言い聞かせた。