学校に近づくと門の前で待っている友希が見えた。


『友希っ!!』



私の声に気づいた友希がこっちを向いて


「あー!沙季!もう5分も遅刻っ!!遅いしー!」


なんていいながら腕をくんで
仁王立ちをしている。



『友希・・・本当にごめんっっ!!今度埋め合わせするからゆるして?』


そんな私の言葉を聞くなり友希は


「じゃあこんどコーヒー奢ってね♪」


『うんっ!』


そう言ってわたしたちは
歩き始めた。