自転車が動き始めた。

私は佐々木くんに
 
『佐々木くん迷惑かけて、ごめんね...』


今日は廊下に出された件といい
佐々木くんには迷惑かけっぱなしだ...


佐々木くんは

「んなの困ったときはお互い様だろっ!!迷惑とか全然思ってねぇし!」


と、ガッツポーズ...


「ってゆうか服つかんでるだけだとあぶないぞ!」

っていわれて...

じゃあどこ掴めばいいのー?

って感じでキョドってると
佐々木くんが


「俺につかまればいーのっ!」

って言ってて..

私は顔が赤くなるのを感じたが

佐々木くんに抱きつくような感じになった


「そうしてて!」


佐々木くんはそう言うなり
スピードを上げて走り始めた。