約束の七日目。 勉強以外にも、王としての振る舞い方を教わった。 身の回りのことは一切を任せる、それにも大分慣れてきた。 鰯と距離を置かなければならないことも何となくわかった。 始めこそ鰯の態度に苛立ったが、もうそのことについては何とも思わなくなっていた。 寧ろ、日に日に王になる喜びの方が増した。 どれだけのものが掌に入るのか、考えただけで身震いする。 トントントン。 「失礼いたします。」