「天界は、天下・天中・天上、三つの領域でできているといわれておりまする。
天下には黒国・青国・赤国・白国、天中には黄国、天上には天がいらっしゃるのです。
この世界の成り立ちにはこんな言い伝えがございます…」
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遥か昔、世界は魂の入り乱れる混沌の中にあった。
天は、そこに秩序を生みだそうとした。
月日(一日目)
天は、光を造った。
魂は善きものと悪しきものに二分された。
土日(二日目)
天は、空を造った。
善きものは空へ昇った。
金日(三日目)
天は、大地を造った。
悪しきものは地で生きた。
水日(四日目)
天は、海を造った。
大地と悪しきものを潤した。
火日(五日目)
天は、熱を造った。
大地と悪しきものを温めた。
木日(六日目)
天は、器を作った。
悪しき魂は器に入った。
陽日(七日目)
天は、天上に昇った。
大地は五つに裂けた。
集まった器たちは天の声により、四つの土地にわけられた。
やがて、器の重みに耐切れなくなった四つの大地は、天下に落ちていった。
それが天界の始まりである。
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