「それをお前に答える義理はない。」 「なんだと? こんなとこ見られて、しらばっくられると思うのか?」 「そんなつもりはない。」 宋春は、礼が持っていた鍵を優しく取ると、劉巾に放り投げた。 「これはお前に預ける。」 「何?」 劉巾は眉をひそめる。 「我々は行くところがある。」 そう言うと宋春は歩きだした。 「ちょっと待って。」 礼は朱雀のもとにかけよった。 「朱雀。 絶対あたしが助けるから。 だからそれまで―――」