月物語 ~黒き者たちの宴~




「なんで心の声わかったんすか?」



「何年お前と一緒にいると思ってる。
つか、そんなことはどーでもいい。
早く王を探せ。」



男勝りな喋り方だが、彼女は獅子の上司、杜延尉である。



「雉院の方は頼んだぜ。」



「わかってる。」



獅子がかけていくと、杜凛周はぼやいた。



「まったく、へっぽこ王が。」