「どういう、こと?」 劉向が何者かに殺された。 実感がわかないのに、血の気が退いていく。 これで二人目だ。 実は、礼も最近知ったことなのだが、三公の次官の何がしかが亡くなったらしい。 悲しいという感情よりも、焦りや不安が駆け巡る。 飛燕の助言の通り、彼には何かあった。 殺される何かが。 今は、それを知る術はない。 力もない。 人もない。 劉向の発見された場所は、如何にも意味深だった。 「何故、清罪宮で?」 「それが、事件に関する情報が殆ど流れてこなくて…」