――――――――――――――――――――――― ―――数日前。 暗い部屋で、男は目覚めた。 「…おい。 おい!」 誰かが呼んでいる。 くらくらする頭で、声のする方を振り返る。 身体はどうやら動かないらしい。 ―ここは、黄国…ではないな。 ということは、まだ生きているのか。 だが、それは彼にとって望んでいたことではなかった。 いっそ消えてしまえばよかったのに。