月物語 ~黒き者たちの宴~




「それは恐ろしゅう夢でございました。
巨鳥ですか。
ふむ。
しかしながら、彩夏殿から聞いた話しですと、夢の内容を覚えていらっしゃらないとか。」



礼自身、驚いた。



「あれ?
そう言えばなんで覚えてるんだろ?
いつもきれいさっぱり忘れてるのに。」



劉向は確信を得た。



ー時が、来た。