月物語 ~黒き者たちの宴~




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久々に見る顔だ。



「ようこそおいでくださいました。
わざわざこのような所にまでご足労いただきまして。」



劉向は、髭柔らかに笑っていた。



赤国で初めて降り立った場所―赤殿は、今では違って見える。



「いや、頼んだのは私の方だ。
急な申し出で悪かった。
少し相談したいことがあって。」



劉向は頷いて話を促した。