「わかった。」 礼は頷いた。 「そんな………。 ―――――しゅっ、主上、お待ちくださいませ。」 歩き出した礼に、光燐は縋るように撤回を求めた。 礼はそれを暫く無視して歩いていたが、男の姿が見えなくなると口を開いた。 「大丈夫。 あたしは呑まれないから。」 光燐は黙って俯いていた。