光燐は淡々と『花の条件』を述べた。 「主上のため、だからな。 極上のモノを用意しよう。」 極上のモノ。 その言葉に鳥肌が立つ。 ―庶民が…。 とても下品な表現に、光燐は苛立つ。 彼が御史大夫でなかったら、蹴り倒すところだ。 だが、そこは一切表情には出さない。 「確かにお願いしました。 では、失礼仕ります。」 もはや彼から返事はない。 光燐などいないかのように。 そのまま、光燐は部屋を後にした。